これで失敗なし!デイサービスを選ぶ際にチェックしておくポイント

 

デイサービスの利用を検討する際、複数の施設から比較検討して選ぶことになります。

 

選び方を間違えてしまうと、利用するご本人に合わない施設に通うことになってしまい、ご本人、ご家族双方にとって負担になってしまいます。

 

そこで、デイサービスの選び方のポイントなどをご紹介します。

 

デイサービスの選び方でチェックしておくポイント

デイサービスの選び方で覚えておきたいポイントは次の3つです。

 

利用の目的と条件をまとめる

デイサービスを探す前に、まずは施設を利用する目的と、求めるデイサービスの条件をまとめておきましょう。

 

利用の目的として代表的なものは

・お風呂に入れてもらいたい

・機能訓練がしたい

・食事がとりたい

・他者とのコミュニケーションの機会を持ちたい

などです。

 

そのほか、ご家族の目的として、日中は仕事に出たいので安全に過ごせるデイサービスに行ってもらいたい、家族の自分の時間を確保したい、などがあります。

 

求めるデイサービスの条件としては

・機械浴など、特別な入浴施設が整っている

・施設で調理した食事をとりたい

・手芸、カラオケなど、レクリエーションで取り組みたい分野がある

・アットホームな雰囲気が良い

などがあります。

 

このように目的と条件をあらかじめ決めておくと、デイサービスの選び方も比較的容易になります。

 

気になる施設は見学をする

インターネットで調べたり、ケアマネジャーから紹介されて、気になる施設が見つかった場合は積極的に見学しましょう。

 

デイサービスを決める際に最も重要なことは、ご本人と施設の雰囲気が合うかどうかです。

 

デイサービスの雰囲気はホームページやパンフレットでは伝わりにくい部分もありますので、見学を申し込んで実際に目で見て確認するのがおすすめです。

 

見学の際は、設備が充実しているか、清潔感があるかなどはもちろん、ほかの利用者さまの雰囲気やスタッフの雰囲気、利用者さまに対してスタッフがどのように対応しているか、などをチェックしましょう。

 

見学は利用者ご本人も一緒に

見学はできるだけ利用者するご本人も一緒に行くことをおすすめします。

 

自分で見てみないと、実際に通ってから相性が合わずデイサービスを利用したくなくなってしまうケースがあるためです。

 

実際に見学してみて、「ここなら行ってみたい」と思える施設を選ぶと失敗を防げます。

 

このようなデイサービスは要注意

デイサービス選びの際に、次の項目に当てはまるような施設は注意しましょう。

 

見学してどこか引っ掛かる部分がある場合はすぐに決めず、ほかの施設も見学して納得の行く施設を選ぶことが大切です。

 

・スタッフの対応がぶっきらぼう

・スタッフに笑顔がない

・ずっと座らされているだけのデイサービス

・食事がおいしそうでない・楽しそうでない

・掃除が行き届いていない

 

見学の際に、スタッフが利用者さまにどのように話しかけているか、対応しているかをチェックしておくと良いでしょう。

 

また、スタッフ同士のコミュニケーションや言葉遣いも見ておくと安心です。

 

食事内容はホームページなどでも確認できますので、事前に調べておくと失敗を防げます。

 

デイサービスは良い条件に注目することも大切ですが、避けたいポイントも明確にしておくと選び方もより容易になります。

 

利用者さまご本人に合った施設を選ぶ

デイサービスの選び方の重要なポイントの1つに利用者するご本人の身体の状態に合っているかどうか、というものがあります。

 

雰囲気が合っている施設でも、十分なサポートが出来ない施設では、選び方としては失敗となってしまいます。

 

デイサービスには専門性の高い施設も増えていますので、そのようなデイサービスも考慮しながら選ぶようにしましょう。

 

趣味重視型デイサービス

手芸や絵画、陶芸、園芸などの創作活動や、歌や楽器などの音楽活動、将棋やマージャン、オセロなどの娯楽系の活動などに力を入れているデイサービスです。

 

趣味を楽しみながら無理なく、機能維持やリハビリに取り組めます。

楽しみながら手先を動かして脳を活性化させます。

 

特に歌は心肺機能の向上や回想法にも効果があり、認知症予防につながります。

 

運動重視型デイサービス

運動機能訓練を中心に行うデイサービスです。

 

歩行訓練だけではなく、ダンスやエクササイズ、フィットネスなど、楽しみながら身体機能の維持と向上を目指します。

 

音楽との組み合わせで身体を動かすことを楽しめる施設もあります。

 

お泊りデイサービス

お泊りデイサービスは、日中にデイサービスを利用した利用者さまがそのまま宿泊できるサービスです。

 

ご家族の都合で短期的に利用したい場合や、特別養護老人ホームの入所待ちの方、ショートステイを利用できない方などが利用しています。

 

リハビリ特化型デイサービス

リハビリ特化型デイサービスは、身体機能の維持や向上を目的としたデイサービスです。

サービス提供時間が3～5時間で、午前の部と午後の部に分かれています。

 

したがって、食事や入浴のサービスは提供されないことがほとんどです。

機能訓練を目的としたデイサービスですので、要介護度が低く元気な方が多く利用しています。

 

認知症対応型デイサービス

利用者さまが専門的な認知症ケアを手厚く受けられるデイサービスです。

人員配置も手厚くなっており、そのため利用料金もやや高めに設定されています。

 

療養型通所介護

常時看護師による観察が必要な難病等の「重度要介護者」または「がん末期患者」を対象とし、療養通所介護計画に基づき、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の介助と機能訓練を行う施設です。

 

気になることはデイサービスに問い合わせしてみる

デイサービスの選び方をご紹介しました。

目的をはっきりとさせ、実際に見学をして雰囲気の合うデイサービスを探すことが大切です。

 

また、避けたいデイサービスの基準を明確にしておくと、施設の選び方も容易になります。

 

気になる点はケアマネジャーに相談するほか、遠慮なくデイサービスに問い合わせをして疑問を解消しておくと安心です。

 

質問への対応方法で施設の雰囲気がある程度把握できる場合もあるため、気になる施設には積極的に問い合わせをすることをおすすめします。