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ーデイサービスの費用はどれくらい?料金例や自己負担額を紹介ー


 

デイサービス(通所介護)は介護が必要な高齢者の日常生活をサポートする民間サービスで、利用料金は施設によってさまざまです。デイサービスの利用が初めての方にとっては、保険が適用されるのか、料金相場はいくらなのかがわからない不安があるでしょう。

 

この記事では、デイサービスにかかる費用を解説し、利用ケースに応じた料金例を紹介します。現在の介護状況に合わせて、必要な費用を計算するときの参考にしてください。

 

デイサービスにかかる費用

デイサービスの利用には1回当たりの料金がかかります。日常生活の食事や入浴などのサポートや施設利用に対する料金で、介護の必要度合いを表す認定区分に応じて高くなります。また、地域ごとの差やサービス内容によっても異なることから一律には定まりません。

 

以降ではデイサービスにかかる費用がわかるように、おおよその料金相場を紹介します。

 

平均は1,000~2,000円

デイサービスにかかる1日の費用はおよそ1,000~2,000円と言われています。そのうち最低限必要とされるデイサービス利用料金は1回当たり600~1,500円ほどです。費用は施設による差もありますが、下記の条件による変動が大きいです。

 

・1回当たりの利用時間
・基本時間外、宿泊
・付属サービスの利用

 

1日のうちの大半をデイサービスの施設で過ごす場合は、それに応じて料金が加算されますし、規定された時間外の対応となれば別途料金が発生します。定額ではなく1回当たりの料金計算であるため、介護が必要な時間帯に合わせて柔軟に算出されます。

 

なお、デイサービスの利用料金は介護保険の対象であり、費用負担が軽減されます。介護保険については後述しますが、基本的には適用対象のサービス料金に対して1割を負担すると考えておきましょう。例えば、デイサービス利用料金が600円なら本来は6,000円かかっており、残り5,400円は介護保険で負担されます。

 

費用の内訳

デイサービスの基本料金に含まれず、別料金がかかるサービスもあります。

 

・入浴の介助
・リハビリなどの機能訓練
・時間外対応や宿泊

 

自宅から施設への送迎は基本料金に含みますが、不要な場合は料金から減額できることがあります。また、介護に対するサービスとは別に費用が発生する場合があります。

 

・食事代やおやつ代
・おむつなどの備品代
・レクリエーションや行事にかかる費用

 

なお、上記のような費目は介護保険の対象外になり、利用者の全額負担になるため注意しましょう。

 

認定区分で費用が変わる

介護保険で補助される金額は、介護の認定区分に応じて決められています。サービス提供側が受け取る金額(介護報酬)は、下記のように計算されます。

 

介護報酬=単位数×単価

 

単位数と単価は地域やサービス内容に応じて異なります。地域の区分は8つに分類され、単価の幅は約10~11円です。また認定区分が高くなるほど、単位数が増えてサービス料金も増加します。

 

デイサービスを5~6時間利用する場合の単位数

・要介護1:570単位
・要介護2:673単位
・要介護3:777単位

 

例えば、要介護1で下記の条件下のときにサービスにかかる費用を計算してみましょう。

 

・単位数:570単位
・単価:10円
・自己負担割合:10%

 

570単位×10円×10%=570円

 

1回当たりの利用は570円で、自己負担割合が低いためそれほど大きな金額にはなりません。

 

デイサービスの1ヶ月の費用例

デイサービスの費用は、要介護の認定区分や利用時間に応じて変化します。また、利用頻度や介護が必要な日数は各家庭で異なります。具体的なケースを取り上げて、1ヶ月にかかる費用を見てみましょう。

 

要介護1で週2回の費用例

要介護1の単位数を570として、週2回利用した場合で計算してみましょう。先ほど紹介した計算式で、週2回を4週間、つまり月に8回利用したとして算出します。

 

570単位×10円×2回/週×4週=45,600円

 

自己負担割合が1割の場合は、実際の費用は4,560円です。

 

要介護2で週4回の費用例

要介護2の単位数を673として、週4回利用した場合で計算してみます。週4回を4週間、つまり月に16回利用した想定で算出します。

 

673単位×10円×4回/週×4週=107,680円

 

自己負担額が1割の場合は、実際の費用は10,768円です。

 

デイサービスの費用の自己負担分はいくら?

デイサービスは介護保険の対象なので、比較的に安価で利用できます。また、医療費控除に含められるので確定申告の納税額をおさえられます。自己負担額が少ないため利用しやすいサービスです。

 

介護保険が適用される

デイサービスは介護保険により実質的な負担は少ないです。医療保険のように減額された料金を支払うだけなので、手続きは必要ありません。自己負担割合は要介護認定を受けるときに決定され、全体の1~3割の支払いで済みます。

 

・自己負担:1~3割
・国など:7~9割

 

所得に応じて決まりますが、収入がなく年金のみの世帯なら1割負担になることが多いです。ただし、食事代や備品代など介護保険の対象外になる費目があるため、混同しないように注意しましょう。

 

医療費控除の対象

デイサービスにかかった費用は医療費控除に含められます(国税庁サイト)。医療費控除は確定申告で納税額を減らすことができ、デイサービス利用料を含め治療や診療などに費やした金額が大きいほど納税の負担を減らせます。

 

医療費控除に計上できるのは、介護保険の対象となる料金で自己負担分に限られます。食事代、おやつ代などは医療費とは認められず、デイサービスにかかるすべての費用が対象になるわけではありません。

 

まとめ

デイサービスにかかる費用は1回1,000~2,000円ほどで、要介護の認定区分や地域によって変わります。デイサービスの料金は介護保険により最大9割が国などの負担になり、自己負担の割合が低く、さらに医療費控除の対象にもなるため納税の減額も可能です。

 

ただし、介護保険には支給限度額があるため、利用回数がかさむと負担が大きくなるため注意が必要です。介護の必要な状況は世帯によって変わるため、利用時間や回数を調整し、費用が負担にならないように計画しましょう。

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