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デイサービス(通所介護)とグループホームの違いとは!?


 

家族の介護が必要になったとき、さまざまな介護サービスがありそれぞれ目的が異なるため、どれを選択したら良いのか迷うかと思います。

 

この記事ではたくさんある介護サービスの中でも、デイサービス(通所介護)とグループホームの違いについて解説します。

 

デイサービス(通所介護)とは

デイサービスは自宅で生活をしている方が日帰りで通う施設のことです。

食事や入浴など、日常生活を支援したり、機能の維持・向上を目的としたリハビリテーション等を行います。

 

施設からは送迎があるのが一般的で、ご家族に付き添いの負担がかかりません。
また、施設によっては宿泊ができる体制を整えているところもあります。

 

デイサービスのメリットは住み慣れた家で家族と暮らしながら日中はデイサービスで入浴を介助してもらったり、職員や他の利用者と交流することで、孤独感や引きこもりの解消にも繋がります。

 

また、ご家族にとっても利用者さんがデイサービスに行っている間は介護から離れられ、家族が自分の時間を過ごすリフレッシュのためにもデイサービスを利用しているケースも多くあります。

 

グループホームとは

グループホームは認知症の高齢者が住み慣れた環境で、共同生活を営む地域密着型サービスです。

 

グループホームでは、1ユニット9人までの少人数で構成され、常に同じ顔触れで日常生活を行うため、生活環境を大きく変えることなくアットホームな雰囲気の中で過ごすことができます。

 

施設によりますが、基本的には料理や洗濯など日常生活のサポートを職員が行い、認知症の進行を抑制しながら自立した生活をサポートします。

 

利用目的の違い

 

デイサービスの利用目的

デイサービスの目的を、厚生労働省では以下のように示しています。

 

「通所介護の事業は、要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるという生活機能の維持又は向上を目指し、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものでなければならない」

 

以上のことからも分かるように、デイサービスは要介護者の支援とQOLの向上を目的とする高齢者向けの施設です。
要介護者の生活水準を上げるだけでなく、在宅介護で生じる介護者の負担を軽減することも目的の1つとなっています。

 

グループホームの利用目的

グループホームは要介護者である認知症状態の方に対して、家庭的な環境下で入浴、排せつ、食事等の日常の生活のお世話と機能訓練を行うことにより、利用者さんの能力に応じて可能な限り自立した日常生活を営むことができるよう支援することを目的としています。

 

サービス内容の違い

 

デイサービスのサービス内容

デイサービスのサービス内容は主に
・食事
・入浴
・機能訓練
・レクリエーション
・送迎
です。

 

基本的には自宅から施設まで送迎もしてくれます。
利用者さんが楽しく通えるように体操や歌、書道、生け花など、さまざまなレクリエーションのプログラムが用意されています。

 

グループホームのサービス内容

グループホームのサービス内容は主に
・介護サービス
・認知症ケア
・食事
です。

 

主に食事や排泄、入浴などの支援や、機能訓練などのサービスを受けます。
医療体制については看護師の配置が義務付けられていない為、医療ケアが必要な方は入居が厳しいこともあります。

 

ただ、看護師を配置したり、訪問看護ステーションと連携しているところも少しずつ増えています。

 

入居・利用条件の違い

 

デイサービスの利用条件

デイサービスには要介護認定を受けているなど、いくつかの利用条件があります。

 

具体的には以下の条件となります。
・要介護認定を受けている
・医療行為が不要であること
・自宅が事業所の送迎エリアの範囲内であること

 

デイサービスを利用するにはまず要介護認定を受けケアプランを作成してもらいます。
要介護認定を受けていない方はデイサービスは利用できませんので注意が必要です。

 

グループホームの入居条件

グループホームに入居するには認知症の診断があり、要支援2以上の認定を受けていることが前提となります。

 

具体的には以下の条件となります。

 

・65歳以上の高齢者で、要支援2または要介護1以上の認定を受けている方
・65歳未満の若年性認知症、初老期認知症と診断された、要支援2または要介護1以上の認定を受けている方
・医師により認知症の診断を受けた方
・施設と同じ市区町村に住民票がある方
・その他、集団生活に支障のない方

 

グループホームは、法律上「地域密着型サービス」に該当しているため、施設と同じ市区町村に住民票があることも入居条件の1つです。

 

職員体制の違い

 

デイサービスの職員体制

デイサービスの人員配置基準は以下のように定められています。

 

管理者:専従の常勤者1名(兼務可)
介護職員:専従で1名(利用者が15名を超える場合は1名増えるごとに0.2名以上の職員を配置)
看護職員:専従で1名以上
機能訓練指導員:専従で1名以上
生活相談員:専従で1名以上

 

生活相談員または介護職員のどちらかは常勤である必要があります。
また、定員が10名以下の地域密着型通所介護事業所では介護職員又は看護職員のどちらか1名が配置されています。

 

グループホームの職員体制

グループホームの人員配置基準は以下のように定められています。

 

・介護職員:利用者3名に対して1名以上
・計画作成担当者:ユニットごとに1名(ユニット間の兼務は不可)
・管理者:ユニットごとに1名
・代表者:1名

 

ご本人の状況によって利用を判断しましょう

デイサービスとグループホームのサービス内容や要件を比較してみました。

 

デイサービスとグループホームの大きな違いはデイサービスは自宅に住みながら施設に通い、入浴や食事を行うサービス、グループホームは認知症の方が職員のサポートを得ながら複数人のグループで生活を行うサービスです。

 

介護サービスは一見似たようなサービスという印象を受けますが、内容や利用条件は大きく異なります。

 

ケアマネージャーや施設の職員に相談しつつ、ご家族、利用者さんご本人とよく話し合ってどの施設を利用するのか検討するようにしましょう。

 

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業務内容:デイサービス施設

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