ーデイサービスは入浴のみでも利用できる?メリットとデメリットも解説ー
「デイサービスは入浴のみでも利用できる?」
「自宅での入浴が難しいからデイサービスを検討したい」
このように悩んでいる家族もいるのではないでしょうか。
自宅での入浴はバリアフリーでなかったり狭かったりする場合が多く、介護が必要な方にとって困難です。
デイサービスのなかに入浴のみ利用できる施設があるため、うまく活用できると家族も本人もお互いの負担を減らせます。
本記事では、入浴のみ利用できるデイサービスとメリット、デメリットを解説しています。
デイサービスでの入浴を考えている方は参考にしてください。
入浴のみ利用できるデイサービスを2種類紹介
入浴のみ利用できるデイサービスは主に2種類あります。
入浴特化型デイサービス
入浴特化型デイサービスは、その名のとおり入浴だけを提供している施設です。
短い時間で利用者が少な小規模デイサービスに多い傾向にあります。
入浴を目的としているため、レクリエーションや食事といったサービスがない場合があるため、利用時には注意が必要です。
入浴のみの利用で、集団行動が得意ではない方におすすめです。
半日型デイサービス
半日型デイサービスは午前か午後か、好きなほうを選んで半日過ごす施設です。
一般的なデイサービスと同じく、機能訓練やレクリエーションなども受けられます。
ただし、半日の利用になるため食事はないことがほとんどです。
入浴特化型のデイサービスが近くになく、長時間の利用に抵抗がある場合におすすめです。
デイサービスで入浴する4つのメリット
ここでは、デイサービスで入浴するメリットを4つ紹介します。
1.自宅での入浴が難しい場合でも安心できる
デイサービスは自宅での入浴が難しい場合でも安心できます。
すべての利用者が安心して入浴できるように、手すりや滑りにくい床材などを設置し安全な環境を整えているからです。
自宅のお風呂は段差があったり狭かったりして、介助しながらの入浴が難しい場合があります。
デイサービスなら車椅子でも入れるような配慮があるのはもちろん、介護スタッフがサポートするため安心してまかせられます。
2.介護者が不在でも入浴できる
デイサービスを利用していると、介護者が不在でも入浴できます。
介護者であっても仕事や用事により自宅にいられない場合もあるはずです。
デイサービスは介護のプロがサポートし、安全に入浴できます。
さらに、滞在中はスタッフが見守るため出先の介護者も安心です。
3.ほかの利用者と交流できる
デイサービスはほかの利用者も多くいるため、交流の場としても活用できます。
高齢者は外出の機会が減ったり引きこもりがちになったりするケースが多くあります。
ほかの利用者や介護スタッフなど、家族以外の方とふれあうことはよい刺激にもなるため、積極的に利用するとよいでしょう。
入浴のみの利用だとしても外出するよいきっかけづくりとなり、充実した時間を過ごせます。
4.介護者の負担軽減につながる
日々の入浴介護は介護者の負担になっていることが多くあります。
介護のプロでない限り、体を支えたりうまく洗ったりが難しく感じる場合もあるのではないでしょうか。
また入浴介助に疲れてしまうと、介護どころではなくなってしまいます。
少しの時間でもデイサービスを利用し、お互いが別の時間を過ごすことも大切です。
さらに、デイサービスでは入浴時皮膚の状態を観察しています。
家族では気づかない皮膚疾患が見つかり治療できるケースがある点もメリットの一つです。
デイサービスで入浴する2つのデメリット
デイサービスでの入浴はメリットが多いですが、デメリットな部分もあります。
利用前には2つのデメリットを理解してくことが大切です。
1.感染症のリスクが高まる
デイサービスでは不特定多数の利用者が入浴するため、感染症のリスクが上がります。
コロナウイルスやインフルエンザなどが流行っている時期に利用すると、心配になる家族がいるかもしれません。
ただし、デイサービスでは感染症対策が行われていることがほとんどです。
気になる方はどのような感染対策をしているのか、事前に聞いておくと安心できます。
2.必ず入浴できるとは限らない
デイサービスに利用しているからといって、必ずしも入浴できるとは限りません。
入浴前には体調チェックを行うため、異変がある場合は入浴できないこともあります。
高齢者にとって入浴は体に負担がかかります。
安全に入浴するためにも体調に異変があるときは見送り、別の機会にするとよいでしょう。
デイサービスで入浴するときの費用
デイサービスで入浴するときの費用は、半日型だと1回当たり500〜700円程度です。
食事や機能訓練を受けると、費用が前後する可能性があります。
デイサービスの基本利用料は時間単位です。
入浴介助を実施した場合の加算分は1回当たり決められていて、介護保険が適用されます。
ただし、住んでいる地域によってサービス加算が異なるほか、施設の設定金額もそれぞれです。
利用を決める前にどれくらい料金が発生するのかを確認しておくことが大切です。
デイサービスで入浴するときの流れ
デイサービス入浴を利用するときの流れは、下記のとおりです。
1.要介護認定を受ける
2.担当ケアマネージャーがプランを決める
3.ケアマネージャーに入浴のみ利用できるデイサービスを紹介してもらう
4.サービス担当会議での説明に合意する
5.デイサービスの利用を始める
デイサービスでの入浴を利用するためには、要介護認定を受ける必要があります。
市区町村役場の窓口や地域包括支援センターで行えるため、一度相談してみるとよいでしょう。
要介護認定を受けたら担当のケアマネージャーが家族と一緒にプランの作成をします。
どのような生活を送りたいのか、どこのデイサービスを利用したいのかを相談できるため、具体的な方針を決めていきましょう。
デイサービスが決まれば契約を結び、利用を開始できます。
まとめ
デイサービスで入浴を目的とするなら、入浴特化型と半日型がおすすめです。
入浴特化型は食事やレクリエーションがなく、入浴のみを目的にする方に向いています。
小規模な施設である場合が多いため、集団生活が苦手な方でも安心して利用できるでしょう。
半日型は午前か午後のどちらかを選んで利用できるデイサービスです。
ほかの利用者との交流を深めながらも、長時間の滞在に抵抗がある方は半日型を検討してください。
高齢者の入浴は介助が負担になったり、自宅の浴槽だとうまく入れなかったりする可能性があります。
お互いが快適に入浴できるように、デイサービスをうまく活用することがおすすめです。
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