デイサービスの仕事に向いている人とは?デイサービスの仕事内容

 

介護の仕事は職種や職場により、仕事の内容もさまざまです。

 

これから介護の仕事に就きたいと考えている人は自分がどのような介護サービスに向いているのか考えておくと活躍できる職場を選びやすくなります。

 

今回は、デイサービスの仕事に向いている人はどのような人か、デイサービスの仕事内容についてご紹介します。

 

デイサービスの仕事に向いている人

介護職は施設の形態によって働き方に違いがあり、向いている人も異なります。
デイサービスの仕事に向いている人の特徴は以下となります。

 

コミュニケーションをとるのが好きな人

デイサービスの利用者さんは介護度が低めで会話や交流に積極的な方が多い傾向にあります。

 

そのため、コミュニケーションをとるのが好きで、利用者さんと話したり関わりを持ったりしながら楽しく介護をしたい方に向いています。

 

デイサービスでは毎日違う利用者さんと顔を合わせるため、初対面でも問題なくコミュニケーションが取れる人も向いている人だと言えます。

 

イベントの企画・運営が好きな人

デイサービスではレクリエーションを行っており、レクリエーションを楽しみにしている利用者さんも多くいます。

 

レクリエーションでは体操、ゲーム、季節の行事などが開催され、これらのイベントの企画・運営を行うのは施設の職員です。

 

季節のイベントやレクリエーションの企画が好きな方や、人に楽しんでもらうことが好きな方はデイサービスの仕事は向いている人だと言えるでしょう。

 

観察力があると言われる人

介護職に向いている人の特徴の1つに、観察力が挙げられます。

 

介護の仕事は、利用者さんの少しの変化を見逃さず、適切に対応することが求められます。

普段から観察力がると言われることがある人は介護職に向いています。

 

ワークライフバランスを大切にしたい人

デイサービスの仕事はほとんどが日勤のみで残業もあまりありません。
そのため、プライベートの時間をしっかり確保したい、夜は家族のことで忙しいという方にとって働きやすい環境です。

 

介護職が初めての人

デイサービスの利用者さんは介護度1～2の方が中心で、比較的自立した方が多いため、介護職の経験が浅い人にも挑戦しやすい職場だと言えます。

 

身体介護だけでなく、レクリエーションの運営なども業務に含まれますので、介護職で働くのが初めての人にも活躍の場が多くあります。

 

デイサービスの仕事の大変な面

デイサービスはほかの介護職と同様、大変な面もあります。
デイサービスが向いている人は大変な面も乗り越えながらほかのスタッフと協力して頑張っていける人です。

 

給与が低め

デイサービスは夜勤がほとんどないため、ほかの介護施設に比べて収入が低い傾向にあります。
しっかり稼ぎたいという人にはあまり向いていませんが、プライベートを確保しながら働きたい人には向いています。

 

施設により身に付くスキルが異なる

デイサービスの利用者さんは比較的介護度が低めの方が中心ですので、介護度の高い方に対しての介助業務が少ない傾向にあります。

 

機能訓練など、利用者さんの身体機能改善や減退を目的としたスキルは習得できますが、介護度が高い方に対する介助技術を学ぶ機会はあまりありません。

 

高度な介護技術を取得したい方は入居型施設などがおすすめです。

 

利用者さんを覚えるのが大変

デイサービスは曜日によって利用者さんが異なります。
そのため、利用者さんの顔と名前を覚えるのに苦労する方には負担になる場合があります。

 

1人ひとりの利用者さんと関わる時間も少なく、信頼関係を築くためには長期的な視点を持つ必要があります。

 

デイサービスの仕事

デイサービスで毎日行う主な業務内容をご紹介します。
以下の業務ができる人はデイサービスの仕事が向いている人です。

 

送迎

デイサービスは自宅から施設まで送迎を行うのが一般的です。

 

施設によって運転業務専任のスタッフがいるか、介護職が運転して送迎するかは変わります。
しかし、車からの乗降のお手伝いは介護職が行います。

 

食事介護

デイサービスでは昼食サービスがあります。

 

スタッフは食事の準備、配膳、誤嚥などが起こらないように食事のサポートを行います。
食後は口腔ケアや服薬の介助を行います。

 

入浴介助

デイサービスは入浴サービスを提供しているのが大きな特徴です。
入浴の際には利用者さんの介護度に応じて洗髪や体を洗うのを介助します。

 

浴室は脱衣所との温度差や転倒事故などが起こらないよう気を配る必要があります。

 

排泄介助

利用者さんをトイレに誘導し、1人での排泄が難しい方には排泄介助を行います。
排泄介助は日頃の利用者さんとの信頼関係が大切です。

 

普段からこまめにコミュニケーションをとり、利用者さんの心理的な負担を減らすことが求められます。

 

レクリエーション

レクリエーションはクイズやゲーム、歌、体操などを行い、楽しみながら利用者さんのQOLの向上をはかります。

レクリエーションの企画、準備、運営は介護職が行います。

 

デイサービスであると役に立つ資格

デイサービスは未経験で介護の資格がなくても募集している施設は多くあります。
しかし、資格があると介護職としての活躍の場が広がります。

 

まだ資格を保有していない人はまず「介護職員初任者研修」の取得から目指しましょう。

 

介護職員初任者研修

介護職としての登竜門のような位置づけの資格です。
介護の基礎から応用までを幅広く学び、介護に必要な知識、技術、考え方などを習得できます。

 

実務者研修

初任者研修からさらに専門的な知識と技術を証明する資格です。
実務者研修の資格を取得しているとたん吸引や経管栄養といった一部の医療行為が行えるようになります。

 

介護福祉士

介護福祉士は介護の資格の最上位となる国家資格です。
3年以上の実務経験と実務者研修を修了していると受験できます。

 

介護福祉士は施設のチームリーダーを任されたり、給与がアップしたりするなど、キャリアアップに役立ちます。

 

初めて介護職に就く場合はデイサービスが向いている

デイサービスに向いている人はどのような人かについて解説しました。
デイサービスは、利用者さんと円滑にコミュニケーションを取りながら柔軟に複数の業務をこなせる方に向いています。

 

また、勤務時間もある程度決まっており、介護度が低い元気な利用者さんが多いため、特にこれから介護職に就こうと考えている方にはデイサービスが向いていると言えるでしょう。